水道水が犬に与える影響

長期的な医学研究と水道水の安全性

フレンチブルドック

水道水は人間にとってなくてはならないものです。

 

しかも日本の水道水はその水質安全基準は世界最高峰で、病原性細菌などの感染症リスクはほとんどありません。

 

その一方で、その感染症リスクを抑えるために使用されている塩素ですが、「人体」にはほとんど影響がないと言われているレベルに抑えられているのです。

 

水道水の安全性、犬にとって本当のところは?

しかしご存じのように「金魚」に水道水を使う場合には、その塩素を完全に無くしてしまう必要があります。

 

つまり、人間にとって安全と言われている塩素量でも金魚にとっては大きな負担になってしまうのです。

 

では犬の場合はどうでしょうか?

 

実は、犬も水道水の残留塩素に対する影響というのは分かっていません。

 

これまで犬との生活で、水道水が病気に影響しているということは感じられない方がほとんどだと思います。

 

しかし長期的に影響を受ける場合、直接的にその因果関係を感じることは難しいですし、また実際には研究段階では「安全」とされていても、現実に時間が経ってから「問題あり」となるケースもあるのです。

 

30年後に分かった大気汚染のリスク

例えば、大気汚染といえば、今、中国で大問題となっていますが、今から30年以上前の欧米や日本、つまり1970年代や80年代でも大気汚染が問題になっていました。

 

それから30年経った2016年に「30年前に暴露された大気汚染物質によって、死亡リスクが高まる」という医学論文が発表されました。

 

当時でももちろんあまりに汚染が酷い地域では、健康被害が目に見えて出ていましたが、そうではなくこの30年間、それなりに過ごしてきた人の健康リスクにも影響を与えていることが、実際に30年経過したことで分かったのです。

 

つまり、実際に時間が経たないとわからないこともまだまだあるのです。果たして、犬にとっての水道水の塩素は本当に安全と言えるのでしょうか?

 

証明が難しい「病気の因果関係」

また、長期的な影響によって健康被害を受ける場合、それを証明するのは非常に難しいため、本当の安全性を評価することがより困難になっています。

 

例えば、長期的な影響を与えるのものの中には、水道水以外にも、ドッグフードやおやつ、運動不足、副流煙、さらには人間ではシックハウス症候群で有名な建築資材など多岐にわたります。

 

その中で「水道水の残留塩素」だけが与える影響を調べることは、現在の科学では実質不可能と言えます。

 

愛犬にはより安全な水を選びましょう

その一方で、犬は何十万年も前から人間社会の中で存在しています。

 

ですので、その中で培われたものは、長期的な安全性に優れていると言えます。

 

お水で言えば、水道水ではなく、なるべくナチュラルなお水、つまり天然水のミネラルウォーターがおすすめです。

 

ミネラルウォーターを選ぶ場合、犬には「軟水」を選んであげることで、ミネラルウォーターによる病気のリスクを抑えることもできますので、「より安全で健康な生活」を意識している方は、犬にもミネラルウォーターを取り入れてみてください。

 

また、雑菌対策が施されている安全性の高いウォーターサーバーはコスト面から見ても犬におすすめです。

 

>>犬におすすめのウォーターサーバーはこちらをご参照ください

 

-記事作成者:フォロン動物病院 獣医師-

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