犬に健康診断は必要?

犬に健康診断は必要?

ラブラドール・レトリーバー

犬は言葉を話しません。

 

そして本能的に病気を隠す傾向にあります。

 

ですので、犬が具合悪そうにしていると、それはかなり病気が進んだ状態であることが多く、実際に病院での治療でも、かなり重症であるケースが多いです。

 

そこで考えていただきたいのが、犬の「健康診断」なのです。

 

定期的に健康診断を受けることによって、症状を示す、つまり病気が進んでしまう前に早期発見し、早期治療に努めてあげてください。

 

実際に私の病院でも健診を受けた犬のうち、実に40%以上の犬で何かしらの異常が見つかっています。

 

そういった経験からも、ぜひ犬の定期健康診断を普段の健康管理に取り入れていただければと思います。

 

健康診断の種類

一口で健康診断と言っても、診察台の上で聴診したり触診したりする健康診断もあれば、人間ドック並みに詳細な検査を進めていく健康診断もあります。

 

ほとんどの方は、混合ワクチン接種などの時に、診察台の上の健康診断は受けていらっしゃると思いますが、さらには年に2回ほどの人間ドック並みの健康診断もお勧めします。

 

人間の1年は犬にとっては5年から7年と言われています。

 

つまり年に2回の健康診断というのは、人間に当てはめて考えるとおおよそ2、3年に1回の健康診断ということになり、そう考えると決して受診頻度が多いわけではありません。

 

また、血液検査や尿検査、あるいはレントゲン検査といった各検査には、それぞれ特徴があります。

 

よく「血液検査で異常なかったから、うちの子は大丈夫ですよね?」というご相談を受けるのですが、血液検査でわかることは、体の一部のことだけです。

 

決して体のすべてがわかるわけではないので、もし本当にご心配なのであれば、様々な検査を組み合わせて、総合的に判断できる健康診断をお勧めします。
一般的には、「一般身体検査」「血液検査」「尿検査」「レントゲン検査」「超音波検査(エコー検査)」を実施している動物病院が多いようです。

 

健康診断でわかること

健康診断の目的は「病気の早期発見」です。

 

しかし、健康診断の正常、異常という判断は、あくまで平均値をもとに作られた「参考基準値」をもとに行っていますので、わずかな異常を見逃してしまう可能性があります。

 

そこでせっかく健康診断を実施されるのであれば、ぜひやっていただきたいのが「継続して健康診断を受ける」ことです。

 

私の病院では年に2回の定期健康診断をお勧めしていますが、何回も受けることで、その犬の数値がどんどんとデータとして蓄積されていきます。

 

すると、今までは犬の平均値を参考にしていたのが、今度はその犬自身の平均値を参考にすることができるようになります。

 

もちろんそうすることで、ちょっとした異常を見つけることができるようになり、さらに健康診断の精度が高まることになるのです。

 

まとめ

前述しましたが、犬は病気を本能的に隠します。

 

症状が出た時にはかなり病気が進んでいることもあります。特にガンなどの病気は早期発見が重要です。

 

ぜひ定期的な健康診断を受けていただき、犬の健康維持に役立てていただければと思います。

 

-記事作成者:フォロン動物病院 獣医師-

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